古い蔵やご実家の整理現場から革ケースに入った重厚なカメラやレンズが発見された場合、最も重要なのは「コレクターに絶大な人気があるクラシック機材」と「現代のデジタルカメラ」を正確に仕分けることです。現場スタッフがスムーズに実践でき、お客様にアドバイスすべき初期仕分けと目利きのポイントを解説します。
1. 古いカメラは「メーカーロゴ」と「マニュアル操作感」を確認する
明治・大正から昭和期にかけてのカメラは、ロゴや外観でおおよその年代と価値が特定できます。「Leica(ライカ)」や「Hasselblad(ハッセルブラッド)」、「Rolleiflex(ローライフレックス)」といったドイツやスウェーデンのブランドは、不動品であっても本体のみで数万円以上の値がつくことが一般的です。また、日本製の「Nikon(ニコン)」「Canon(キヤノン)」「PENTAX(ペンタックス)」などの一眼レフでも、フィルムを巻くレバーがあり電池が不要で動く機械式カメラ(ニコンFやF2、キヤノンF-1など)は、根強いファンがおり高額査定の対象になります。デジタルカメラのプラスチックボディとは異なる、真鍮製などのずっしりとした重みがあるものが目印です。
2. オールドレンズは「絞り羽根の動き」と「銘板の英語」をチェックする
カメラボディ以上に高額で取引されるのが「レンズ」です。レンズ前面の枠(銘板)に記載されている「Nikkor(ニッコー)」「Canon(キヤノン)」のほか、「Carl Zeiss(カール・ツァイス)」「Leitz(ライツ)」などのメーカー名と、「F値(レンズの明るさ)」を確認してください。F値が1.4や1.2といった非常に明るいレンズは高額査定されやすいです。また、レンズの後ろ側にあるレバーを手で動かしたときに、内部の「絞り羽根」が軽快に開閉するかどうかをチェックします。羽根に油が染み出して動きが粘っている場合でも、修理可能なことが多いため買取価値は十分残っています。
3. カメラやレンズは「ガラス面を傷つけない・無理に拭かない」が鉄則
光学機器であるカメラやレンズは、ガラス面(レンズ面)が非常にデリケートです。長年のホコリがついているからと、衣服や普通の雑巾で力任せに拭くのは厳禁で、レンズに無数の細かな傷が入り価値が暴落してしまいます。現場では、ブロアー(風を送るゴム製の道具)でホコリを吹き飛ばすか、柔らかいブラシで軽く払うだけにしてください。レンズの中にカビやクモリが発生している場合であっても、専門の修理業者が分解清掃すれば綺麗になるため、カビがあるからと諦めず、そのままの状態で査定に回すようお客様にアドバイスします。
また、これら回収した古いカメラやヴィンテージレンズなどの写真機材を仕分けた後、最も重要なのはいかに早く在庫をキャッシュに変えるかです。ヤフボット(ヤフオク自動出品ツール)を活用することで、細かな型番や状態を調べる手間を減らし、写真撮影からスピーディにヤフオクへの自動出品を完了できるため、保管スペースを圧迫しがちなカメラ機材の回転率を大幅に向上させることができます。

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