ゴミ屋敷清掃の現場から学ぶ、見積もり時のトラブルを防ぐ「ヒアリング」の極意
こんにちは、セルイイで現場責任者をしている高橋です。
不用品回収やゴミ屋敷の清掃現場に出ていると、お客様との認識のズレが思わぬトラブルに発展することがよくありますよね。
現場で起きがちな「言った・言わない」のリアルなトラブル
現場で一番多いのが、「あ、その奥にある棚も全部持っていってくれるって電話で言いましたよね?」という追加の要望です。ゴミ屋敷の場合、足の踏み場もない状態で奥の部屋が見えず、作業を進めて初めて想定外の物量が出てくることは日常茶飯事です。
この時、「それはお見積りに入っていません」と伝えると、「全部片付けるって言ったじゃないか!」とクレームになってしまう。これが現場のリアルです。
どうやって解決したか?「残すもの」を先に確定させる逆転のヒアリング
私が現場や事前見積もりで実践しているのは、「捨てるもの」を聞くのではなく、**「絶対に捨ててはいけないもの(残すもの)」を徹底的にヒアリングする**というアプローチです。
例えば、「貴重品や思い出の品、捨てずに取っておく家具だけを教えてください。それ以外はすべて『不用品』として処分させていただきますが、よろしいですね?」と確認し、見積書にサインをいただきます。これにより、後から「あれも捨ててほしかった」「これを捨てられてしまった」という両方のトラブルを未然に防ぐことができます。
この経験から得られた教訓
お客様の「全部お願い」という言葉を鵜呑みにしてはいけません。「全部」の定義が、業者とお客様で全く違うからです。プロとして、想定されるリスクを先回りして言語化し、書面に残すことが、結局はお客様を守り、自社のスタッフを守ることにつながります。
現場目線でのアドバイス
これから独立される方や、現場のトラブルに悩んでいる責任者の方は、ぜひ「ヒアリングシート」の見直しを行ってみてください。
「何を回収するか」ではなく、「回収できないもの・残すもの」をリスト化するだけで、現場のストレスは劇的に減ります。汗を流す私たちが、少しでも気持ちよく作業できるよう、事前のコミュニケーションを大切にしていきましょう!