こんにちは、セルイイ現場責任者の高橋です。
この業界に入りたての人や、独立したばかりの一人親方が必ず一度は経験する絶望……それが「トラックに不用品が積みきれない」という事態です。

「これくらい2トントラックで乗るだろう」の甘い罠

ある日、お客様からLINEで見積もり依頼があり、写真を見る限り「2トントラック(平ボディ)で余裕だな」と判断しました。しかし当日現場に行ってみると、写真に写っていなかった押入れの奥から大量の布団や細かい生活雑貨が……。
結果、荷台はパンパンになり、お客様に「積みきれないのでもう1台手配します、追加料金が…」と伝えて大クレームになった苦い経験があります。

「立米(りゅうべい)」計算の徹底とバッファの確保

この失敗以降、私は感覚での見積もりを一切やめました。写真見積もりの際は、必ず以下のルールを適用しています。

見えない収納(押入れ・クローゼット)は常に「満載」と仮定する。
荷物の総体積(立米:立方メートル)を計算し、必ず1.5倍のバッファ(余裕)を持たせたトラックを手配する。

特に布団や衣類は、重さはなくても体積を取ります。これを計算に入れ忘れると確実に積みきれなくなります。

「最悪のケース」を想定した見積もりこそがプロ

教訓:現場見積もりは「見えるもの」ではなく「見えないもの」を予測する作業である。

安く見積もって仕事を取りたい気持ちは痛いほど分かりますが、当日積みきれずにお客様に迷惑をかけるのが一番の悪手です。「もし奥から大量の荷物が出てきたら〇〇円追加になります」と事前にリスクを伝えておくこと。これが本当のプロの誠実さです。

新人スタッフには「テトリス」をさせない

トラックの積み込みが下手なスタッフほど、現場で荷物を隙間なく詰め込もうと(テトリスのように)時間をかけすぎます。時間は人件費です。少し大きめのトラックで余裕を持って運び出し、早く現場を終わらせる方が、結果的に会社の利益につながりますよ!