家財の搬出作業において、最も事故が発生しやすいのが「搬出経路」と「大型品」の取り扱いです。プロとして確実に傷や破損を防ぐための、具体的な養生方法と安全オペレーションの基準を解説します。
1. 搬出経路(壁・床・ドア)への養生マット・プラダンの正しい設置
作業を開始する前に、必ず荷物の通り道となる床に養生マット(キルティング素材)を敷き、角や柱にはプラスチック段ボール(プラダン)やコーナーガードを養生テープで固定します。特にマンションの共有部(エレベーター、エントランス)の養生は、管理組合からのクレームを防ぐためにも不可欠です。これらをサボらずに毎回設置する習慣をチーム全体に徹底させることが、事故防止の第一歩です。
2. 大型家財の搬出における二人体制と声かけの徹底
冷蔵庫や洗濯機、大型の食器棚といった重量物は、絶対に一人で無理に運ぼうとせず、二人以上で運搬します。狭い角を曲がる際や、ドアを通る際には「せーの」「右側注意」「あと10センチ」といった細かな声かけ(コール&レスポンス)を習慣化します。スタッフ間の呼吸を合わせることで、壁への接触事故を劇的に減らすことができます。
3. 作業開始前の「ビフォー傷チェック」の顧客確認
実は「搬出作業によってついた傷」なのか「作業前から存在していた傷」なのかで揉めるトラブルが後を絶ちません。これを防ぐため、作業に入る前に必ず、搬出経路にある既存の傷や、回収する家具自体の元々の破損箇所をデジカメやスマートフォンで撮影し、お客様の立ち会いのもとで確認(相互合意)を取る「ビフォーチェック」を義務化します。この簡単なステップ一つで、後からの理不尽なクレームを100%回避できます。
なお、搬出時だけでなく、買取査定のために品物を移動・保管する際も傷をつけない管理が求められます。回収したリユース品をスピーディーに出品・換金するヤフボット(ヤフオク自動出品ツール)を導入しておけば、倉庫に在庫を長期間滞留させず、物損リスクそのものを最小限に抑えることができます。

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