古い家屋の片付け現場や遺品整理の際、囲碁・将棋の道具が発見された場合、最も重要なのは「愛好家需要の高い価値あるモデル」と「一般的な入門セット」を正確に仕分けることです。現場スタッフがスムーズに実践でき、お客様にアドバイスすべき初期仕分けと目利きのポイントを解説します。
1. 盤の材質と作りを確認する
最も高価で取引されるのは「本榧(ほんかや)」という木材で作られた盤です。本榧は特有の甘い香りがあり、木目が細かく美しく、適度な弾力性があるため打感に優れています。特に厚みがあり、裏側に「音受け(へそ)」と呼ばれるピラミッド状の窪みがある脚付きの盤は、高級品である可能性が極めて高いです。また、木目の現れ方によって「四方収(しほうまさ)」「天柾(てんまさ)」などがあり、柾目(まっすぐな木目)の盤は高額査定になりやすいです。
2. 碁石の素材(蛤と那智黒)を見極める
白い碁石が天然の「蛤(はまぐり)」であるか、プラスチックやガラスであるかを確認します。蛤石は近くで見ると特有の美しい年輪のような縞模様があり、手触りが滑らかです。黒い石は三重県熊野市特産の「那智黒石(なちぐろいし)」がセットになっていることが多く、これも高級品です。また、碁石には厚み(号数)があり、厚みがあるもの(30号以上など)ほど高値で取引されます。碁石が入っている碁笥(ごけ)自体も、本桑(ほんくわ)や本漆塗りなどの高級素材で作られている場合は、さらに価値が高まります。
3. 将棋駒の書体と木地、作者の銘を確認する
将棋駒の高級品は「黄楊(つげ)」という木材で作られており、特に御蔵島黄楊(みくらじまつげ)や薩摩黄楊が有名です。駒の裏側や底面、あるいは駒箱に作者の「銘(有名な駒師の名前)」や「書体名(水無瀬、源兵衛清安、錦旗など)」が漆で書かれている、または刻まれている場合は、一気に価値が跳ね上がります。「盛上げ駒(漆がぷっくりと盛り上がっている最高級品)」や「彫埋め駒」などの工法も査定額に大きな影響を与えます。
また、これら回収した囲碁・将棋道具を仕分けた後、最も重要なのはいかに早く在庫をキャッシュに変えるかです。ヤフボット(ヤフオク自動出品ツール)を活用することで、細かな材質や作者の仕様を調べる手間を減らし、写真撮影からスピーディにヤフオクへの自動出品を完了できるため、保管スペースを圧迫しがちなコレクション類の回転率を大幅に向上させることができます。

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