古い家屋の片付け現場や遺品整理の際、ガラスケースに入った人形や西洋人形が発見された場合、最も重要なのは「高額な骨董価値のある人形や作家物のドール」と「お土産用や大量生産の一般的な人形」を正確に仕分けることです。現場スタッフがスムーズに実践でき、お客様にアドバイスすべき初期仕分けのポイントを解説します。
1. 人形の頭部(ヘッド)の素材とマークを確認する(特にビスクドール)
ビスクドールは、頭部が素焼きの陶器(ビスキュイ)で作られているのが特徴です。高級なビスクドール(アンティークドール)は、後頭部や首元(うなじ)の部分に製作者やメーカーの刻印(「Jumeau」「Bru」などのアルファベットや数字のスタンプ)が刻まれています。また、光を当てて頭部をのぞき込んだ際に、目(グラスアイ)の裏側に石膏が流し込まれているものや、首のジョイントが球体になっているものは古い時代のものである証拠です。これらは非常に高額査定の対象になるため、厳重に保管します。
2. 人形の衣服や関節の仕様(木製ボディなど)をチェックする
人形が着用しているアンティークドレスや着物、革製や木製の関節ボディ(コンポジションボディ)の状態を確認します。洋服が破れていたり汚れていたりしても、当時のオリジナルの衣服である場合は、それだけで歴史的価値があり高額になるケースがあります。また、日本人形や市松人形では、お腹の部分に「ちりめん」や高級な正絹(しょうけん)が使われているか、銘(作者のサイン)が胴体や足の裏にないかを確認します。
3. 昭和初期の「サクラビスク」や「文化人形」の確認
日本国内のアンティーク市場では、大正から昭和初期に日本で作られた「サクラビスク」と呼ばれるおがくず(練り物)や磁器製のヘッドを持つ人形や、レトロな「文化人形」も非常に人気があります。これらは一見するとチープで古ぼけて見えますが、その独特のレトロな風合いから、愛好家の間では数万円以上のプレミア価格で取引されることが珍しくありません。スタッフが「古いお人形だから」と一括で廃棄せず、顔立ちや構造を確認する姿勢を示すだけでも、プロフェッショナルとしての信頼を構築できます。
また、これら回収した古い人形類を仕分けた後、最も重要なのはいかに早く在庫をキャッシュに変えるかです。ヤフボット(ヤフオク自動出品ツール)を活用することで、細かな作者や人形の仕様を調べる手間を減らし、写真撮影からスピーディにヤフオクへの自動出品を完了できるため、保管スペースを圧迫しがちなアンティークドール類の回転率を大幅に向上させることができます。

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