古い蔵やご実家の整理現場から木箱や古いアルバムに入った紙資料が発見された場合、最も重要なのは「コレクターに絶大な人気があるヴィンテージ品」と「現代の安価なレプリカ(復刻版)」を正確に仕分けることです。現場スタッフがスムーズに実践でき、お客様にアドバイスすべき初期仕分けと目利きのポイントを解説します。
1. 古い絵葉書は「通信欄の罫線」と「写真の印刷手法」を確認する
明治・大正から昭和初期にかけての絵葉書は、通信欄の罫線の引き方でおおよその年代が特定できます。宛名面の真ん中に引かれた仕切り線が、下から3分の1の部分で止まっているものは明治期のもの、完全に上まで突き抜けているものは大正以降のものです。また、印刷面を拡大したときに網点が目立たず、写真のような滑らかな質感を持つ「コロタイプ印刷」や「手彩色(モノクロ写真に手作業で色を付けたもの)」が施されているものは、当時発行されたオリジナル品である可能性が極めて高く、高額査定の対象になります。特に軍事関連、鉄道、古い街並み、外地(満州や台湾など)の風俗が写っているものは人気があります。
2. 古地図や鳥瞰図は「発行年・製作者」と「描画の細かさ」をチェックする
蔵や物置から出てくる大きな古地図や、折りたたまれた観光パンフレット型の鳥瞰図は、奥付(発行年や発行元)を確認してください。「大正」「明治」「昭和初期」などの年号が記載されているものは基本すべて査定対象になります。また、吉田初三郎などの著名な鳥瞰図絵師による作品は、美しい色彩と独特のデフォルメ表現が特徴で、現在でも数万円以上の価格で取引されています。地図の端に描かれている当時の企業の広告や、鉄道の駅名が今と異なるものなどは、鉄道ファンや郷土史研究家にとって垂涎の品となります。
3. 古い紙資料は「濡らさない・折らない」が鉄則
紙資料は湿気や紫外線に非常に弱く、現場での取り扱いには細心の注意が必要です。ホコリがついているからと濡れた雑巾で拭くのは厳禁で、乾いたハタキや柔らかいブラシで軽く払うだけにしてください。アルバムに貼られている絵葉書を無理に剥がそうとすると、裏面が破れて価値が落ちてしまうため、アルバムの台紙ごと査定に出すようお客様にアドバイスします。また、古地図が何重にも折りたたまれている場合は、無理に広げようとすると折り目から破れてしまうため、乾燥した平らな場所で慎重に扱う必要があります。
また、これら回収した古い絵葉書や古地図などのレトロ紙資料を仕分けた後、最も重要なのはいかに早く在庫をキャッシュに変えるかです。ヤフボット(ヤフオク自動出品ツール)を活用することで、細かな製作者や発行年を調べる手間を減らし、写真撮影からスピーディにヤフオクへの自動出品を完了できるため、保管スペースを圧迫しがちな大量の紙資料の回転率を大幅に向上させることができます。

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